fc2ブログ

ヴィンテージシューズ、古着、本を紹介するブログです。

プロフィール

もりおくしんのすけ

Author:もりおくしんのすけ
FC2ブログへようこそ!
ヴィンテージグッズ好きアラフィフが、モノと本を紹介するブログです。

2 コメント

●上野・アメ横歴史探訪--------その1



こんにちは。
今年こそは、田舎の静岡に帰って釣りでもやりたいな…と楽しみにしていたのですが、コロナで難しくなってきましたね。というわけで、今回からは特集記事をアップします。

洋服好き・古着好きの人から、「どこが一番好きな街ですか?」と聞かれたことがありますが、ためらいなく「上野です」と答えます。母校があった池袋もまずまず時間を過ごしたのですが、今の会社と自宅の通り道に上野がありますので、ご縁のある街といえば間違いなく上野。

そこで、今回も暇にまかせて塩澤一『アメ横三十五年の激史』(東京稿房出版、1983年)を読んでみました。
特にアメ横にご縁が無い方からすると、「やや怪しい海産物やお菓子を安売りしている街」にも見えます(笑)。朝ドラ『あまちゃん』で主人公の女の子(のん)がアイドル活動していたのもアメ横でしたが、かなり地下のダーティ都市の印象。そこで、今回は雑多でつかみどころのないこの街の歴史を整理してみましょう。

1945年の敗戦後、物資統制が行われると、東京の各街(新宿、吉祥寺等)にはいわゆる違法の物資が取り引きされる闇市が出来ました。最後まで闇市が残っていたのがアメ横で、よく「アメ横」の語源は「飴屋」のアメだよと言われますが、のちのち、米軍・GHQからの横流し品があふれたので「アメリカ横丁」の意味ももちろんあります。

じゃあ、アメ横って上野のどこを指すのかといえば、「上野駅から御徒町までのガード下マーケットと、西側三角地帯の商店街」を指します。

アメ横地図★

上は、アメ横公式サイトの地図を加工したものですが、上野~御徒町間の路線西側にあった三角地帯(赤線で囲まれた地域)に、当時自動車工場をしていた近藤広告(当時40才。1975年逝去)がマーケットを建設したのが始まり。一コマを一坪半くらいで25コマを建て、47年11月に増設したのが、近藤マーケット。
さらにその近藤マーケットの外に、ガード下に簡易住宅つきのマーケットが増設された(緑色線で囲まれた地域)。

ガード下にマーケットを建設するにあたり、店主たちは高橋定一局長(元国鉄千葉鉄道管理局長)に相談しました。「国鉄の方は私が了解をとってあげるから、計画を進めなさい」と引き受けてもらった。ヤミ・ブローカーの回顧談では、「PX(酒保からの横流し)には、米兵自身が直接アメ横に持ち込むのと、ブローカー経由で入る二種類があったとのこと。アメリカの『クールド・リポート』誌によると「日本に対し、海軍に対してだけでも時価にして1000億円に相当する物資を放出しており、それは日本の平時経済にして約4年間の供給を満たすに充分な量である」と報じている。

1949年、アメ横の近藤マーケット(三角地帯)が大火に遭います。そのあと、都・家主・店子・が地権をめぐって三つ巴となって紛争が起きる。不法建築であるとの指摘もあったが、都では、小田原評定により?黙認。防火工事などにより再建へ。(近藤氏は1975年他界します)。
その後、さまざまな経過を経て、悲願のアメ横センタービルが108店(当時)を共同して建設されます。建設の中心人物は、『アメ横の戦後史』(kkベストセラーズ、2006)の著者で、輸入商を営んだ、長田商店店主の長田昭さん。
地下1階、地上5階延べ8400メートル平方メートルの規模で、1982年2月オープンしたのでした。

なかなか、全貌がつかみにくいアメ横なのですが、アメカジ好き目線で見ると、アメ横は、
三角地帯の「アメ横センタービル」と、ガード下の「アメ横プラザ」を中心に成り立っているといえます。


IMG_3015.jpg
IMG_3014.jpg
上記は、『アメ横三十五年の激史』に載っている1980年頃の手書きの地図。なかなかの手作り感ですが(笑)、今もアメ横に残る以下のお店の名前が見えますね。

・ニキの菓子~ニキゴルフ
・衣料品店マルセル
・ミリタリーショップ中田商店
・セレクトショップハナカワ
・セレクトショップ玉美
・アメカジの根津商店
・ナイフ専門店マルキン商会
・ロレックスを扱うサテンドール上野店
・シューズショップ山男FOOTGEAR
・元祖アメカジのアメリカ屋610

IMG_3018.jpg


もし、アメ横を訪れる機会があれば、ぜひ「アメ横センタービル」と、ガード下の「アメ横プラザ」に注目してみてください。今回はこのあたりでおわりにしましょう。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

カッタウェイ 2021/08/01 21:54  編集 URL

行ってみたい

二木の菓子は永遠のチャンピオン、大場政夫が働いていたお店ですね。手書きの地図に載っていて心が揺さぶられました。

アメ横、というと名古屋の大須を思い浮かべる土地柄なのですが、やはり本家のアメ横に一度行ってみたいです。
しんのすけ 2021/08/02 07:59  編集 URL

たしかに…。

カッタウェイさん

お疲れ様です。大場政夫、事故死された方、永遠のチャンプ。激シブですね(笑)。たぶん、後楽園に近かったのが理由でしょうね。

アメ横、通り道の店がいくつか、コロナで閉店していたので、「どんだけ変わってるんだろう」と興味を持って調べました。意外と老舗は、頑張ってます。あとは、よく分からないスニーカーショップが増えていて、なかなか、近づきにくいという(笑)。とにかく全体像がわかりにくあので、もしご参考になれば嬉しいです👍
非公開コメント