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2 コメント

●シューズ メダリオンの世界……その1




こんにちは。
緊急事態宣言ですので、家にいながら本を読んだり、PCを見ていたりします。
今年、フォスター&サンを2ペア紹介して気が付いたことがありました。

イギリス靴は、ブローグシューズのトゥのメダリオンが面白いな! と。
そこで、私の手元にある(あった)ペアだけ簡単に比較できないかなと、まとめてみました。

■イギリス靴

①牛角形IMG_2407

① フォスター&サン
ブローグシューズの飾りは、パーフォレーション(穴飾り)やピンキング(ギザギザ飾り)で成り立っていますが、これは中世の紋章のようにも見えますね

②バタフライ形▲IMG_2317

② フォスター&サン
   ①に似ていますが、ちょっと牛か羊の角のようにも見えます

③一筆書きバタフライIMG_8566

③ クロケット&ジョーンズ 
モデル名ウェストミニスター、セミブローグ。上部の丸い飾りは一筆書きになっている

④菱形IMG_8498

④ トリッカーズ 
バートンに見えますが、St James Collectionです。

⑤トゥ菱形アランマカフィー

⑤ アランマカフィー
Alan Mcafeeのナイトブリッジコレクション。チーニー製。

⑥菱形IMG_8809

⑥ Peal & Co Brooks Brothersネームのギリーシューズ
アーガイル柄みたいですね。さすがのアルフレッドサージェント製。


⑦トゥ菱形バタフライジョージウェッブ

⑦ ジョージウェッブのショートウィング
最初のフォスターにちょっと似てますね。

⑧左チェットウィンド、右コーチハイドblog_import_5d3c48cb5b88f

⑧ チャーチのチェットウィンド(左)とコーチハイド(右)
カッタウェイさんにお借りした画像。チャーチのメダリオンはほぼ同じようです。

■アメリカ靴

⑨トゥ菱形IMG_1345

⑨ フローシャイム ケンムール
我らがケンムール。このアメリカンナショナルブランドのメダリオンは、実はアメリカメーカーの基本形のようです。


⑨トゥ菱形IMG_8741

上のように部分ごとに注目すると、赤いラインの先端の菱形・青いラインの渦巻き・緑のラインの蝶々の触覚のような部分。この3つの要素から成り立っているのがわかる。アメリカブランドは、この「バタフライタイプ」が多いんですよね。

⑩トゥ菱形IMG_9468

⑩ フローシャイム Viking S-1316
1950Sの名作もバタフライタイプ

⑫トゥ菱形IMG_0277

⑪ ジョンストン&マーフィー REGAL製
この90年代チヨダシューズ製のジョンマーも、バタフライタイプを踏襲。

⑪トゥ菱形201807141256508f4

⑫ アレンエドモンズのstrawfut
夏に大活躍のメッシュタイプも、蝶々さん。

⑬トゥ菱形20170129090613130

⑬ Wright Arch Preserver
ライトのショートウィングは、ebayで初めて買った靴。

⑭トゥ菱形IMG_9558911

⑭ オールデン911
オールデンのセミブローグはバタフライの触覚部分がちょっと変わっている。ただ、オールデンは、バタフライタイプが多いです。

⑮トゥ菱形IMG_1521

⑮ ワースモア
ウィング部分が小さいんですが、やっぱり小っちゃいバタフライなんです。

⑯トゥ菱形20180602104557f91

⑯ SCOTT WARWICK シェルコードバン
60S製と思われるこの謎のペアも、ケンムーアを踏襲。中目黒のLOCOさんで購入。店主がいろいろ教えてくれます。

⑰トゥ菱形IMG_8225

⑰ ハノーバー
デザインは特徴がありませんが、堅実な靴。やはりバタフライタイプ。


■カナダ靴

⑱一筆書きIMG_8338

⑱ マクヘイルMchale フェイクブローグ
シンプルながら、穴の大小でメリハリがついてますね。カナダ生まれの70S製(推定)。鹿などエキゾチックレザー。

以上、ざーっと見てきましたが、アメ靴はかなり定型的というか、ルールに従っているんですよね。ただ、バタフライタイプは、アランマカフィーとチャーチにも見える。
普通に考えると、伝統の英国既成靴メーカー、チャーチのチェットウィンドを継承しているのかな…と思ってしまいますが、真相はいかに。

最後にカタログを振り返ってみたいと思います。


florsheim1938-672-2embassy.jpg

昨年V-CLEATさんが公開された、1938年のフローシャイムカタログ。コンビのショートウィングもばっちりバタフライタイプなんですよね。



ブローグシューズは、16世紀から17世紀にアイルランドやスコットランドの高地で履かれていた原皮の頑丈な労働靴が起源。1920~30年代には、スペクテーター(コレスポンデント)が大流行したそうです。ですので、1930年代には、世界で様々なメダリオンが作られていたことでしょう。なので、どのメダリオンが古いかはなかなかわからないです。

fl37-pg11935年

ただ、(↑)1935年のフローシャイムカタログのF-107には、「英国好きには、ブリティッシュトラッドのピカデリーブローグ(Piccadilly Brogue)でそのテイストを味わえます」、とある。このタイプが伝統の英国ブローグなのでしょうか?
次回は、このピカデリーブローグを調べてみたいと思います。
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コメント

カッタウェイ 2021/01/23 21:47  編集 URL

メダリオンたち

メダリオンの比較、面白いですね。

ブローグ靴の顔みたいなもので、印象ががらりと変わりますね。一番上のフォスターのは、何だか味わい深いというか、ひょっとして手でポチン、ポチンと穴を開けたのかな?という気がしました。

フローシャイムのコンビも実に美しいです。メダリオンの下からのぞく白が効いていますね。
しんのすけ 2021/01/23 23:00  編集 URL

いろいろわかってきました

カッタウェイさん

お疲れ様です。コメントありがとうございます❗ 画像ありがとうございました。

イギリス靴のメダリオンが面白いのは、単純に、ビスポークの習慣が残ってるかもしれませんが。

でも、チェットウィンドとケンムールのメダリオンが同じ。これ、意味あるでしょう(笑)。
いつか、チャーチ本店に行って聞いてみたいです。

おっしゃる通り、メダリオンで印象変わるので、いつかオーダーする機会があったら、シンプルで特徴的なものを作りたいと思います。ではでは、失礼します。
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