fc2ブログ

ヴィンテージシューズ、古着、本を紹介するブログです。

プロフィール

もりおくしんのすけ

Author:もりおくしんのすけ
FC2ブログへようこそ!
ヴィンテージグッズ好きアラフィフが、モノと本を紹介するブログです。

0 コメント

●浦安の靴のディズニーランドへ!その2---リーガルアーカイブス




こんにちは。

今回も引き続き、リーガルアーカイブスさんからお聞きした話を軸に、紹介していきます。今回は、個別のネタを紹介していますね……。

・日本製靴は、1902年の創業以来、現在の足立区千住を中心に営業してきました。戦前の資料は、残念ながらほとんど残っていない。これは、空襲を受けたことと、のちにGHQから軍需産業とみなされたことが関係しているとのこと。1945年に「制限会社」の指定を受け、48年には「閉鎖機関」に指定されます。

→大倉財閥の傘下企業でしたので、いわゆる財閥解体にあったのですね……。
再発足までに4年が必要になります。担当者さんによると、「戦前と戦後ではまったく違う会社」とのことでした。
戦前の日本製靴が、どういう靴を作っていたのか? じつはあまりわかっていません……。グーグルで広告を検索しても出てこない。というわけで、やや裏技なのですが、『朝日新聞』の検索サービスを利用。
少しですが、画像がヒットしましたので、紹介します。


19090723DSC0164.jpg
1909年(明治42)7月23日。シャープなアンクルブーツ。一番古い広告。
文章によると、桜組などの合併した大きな会社であること、欧米最新の機械製造と、手工業の両方があるとのこと。このアンクルブーツは、ハンドメイドかもしれませんね…。


19091025DSC_0166.jpg
1909年(明治42)10月25日。特製編上げ靴3円50銭。
残念ながら、文字はあまり読めず(笑)。ゴムソールなのか、レザーにマークしてあるのか不明。でもカッコいいですね。


19140910DSC0169.jpg
1914(明治3年)9月10日。これまた、アンクルブーツですね。名誉大賞牌機械製靴とあります。


193866DSC0173.jpg
1938年(昭和13)6月6日。ショートウィングのオックスフォードが見えます。
これは、広告ではなく、「20円以下におさらば 靴に時代の悩み 年末まで続かぬ皮」と、皮革の物資不足による、価格高騰がニュースになっていますね。日中戦争がはじまったばかりでこれですから、1941年の太平洋戦争後はどうなったか……。推して知るべしですね。猫や亀などの革靴ができる理由がわかります……。



・日清日露戦争のときは、服制にしたがって受注生産していました。
これに対して、1938年(昭和13)年には、軍管理工場に指定されます。陸軍が主な納入先。軍と共同して製造にあたっていたとのこと。

→ここで、軍の統制下に置かれますので、上記のショートウィングを作っている場合ではありませんね。どういう工夫がされていたのか、興味深いですね。残念ながらそこまでは聞けず……。


IMG_0629.jpg
四五式編上靴。グッドイヤー。皮革産業資料館所蔵。




ここからは、少しサンプルシューズのお話に移りましょう!

・1961年にREGALブランドの製造を開始します。20程度サンプルを作成し、しぼっていったとのこと。
サンプルとしてあったフローシャイムは、茶のインペリアル・ケンムール・93603。


florsheim1969_pg045-1024x735.jpg
デビッドさんのカタログより。


・実物は見られませんでしたが、『STEPS日本製靴の歩み』にあった画像。日本製靴に届いたUSA製リーガル。VAV-REGALのプロトタイプ↓
IMG_0623.jpg



・見たとき、「おー!」と声をあげてしまったJohnston&Murphyのハンドメイド。恐れ多くて触れませんでしたが、イカっぷりは間違いありません! ↓
JMregency2.jpg
europeanblendさんのブログよりお借りしました。


以上、靴のディズニーランドでは、圧倒されっぱなしで、なかなか文字化するのは難しいですね。
出来れば、もう一度行って、サンプルをもう少し拝見したいですね……。
REGAL様、引き続きご高配のほどお願いします。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント