こんにちは。アメリカ靴好きではあるのですが、これまでフローシャイムとオールデンを主に集めてきたので、アレンエドモンズはあまり手元にありません。
というのは、やはり代表的なモデルはフローシャイムやネトルトンを中心に展開されてきた歴史があって、「アレンは、丈夫で良質なセカンドソースメーカー」という、ワタシのなかでの位置づけだったのです(かなり失礼!)。
ただ、2022年段階でビン靴を楽しむのに、あんまりブランドにこだわるのではなく、モノそのものを見るべきかな……とちょっと思っています。

そんなところで、ヤフオクで3200円!で捕獲したのが↑。
タッセルローファーでモデル名グレイソンGrayson。購入した理由はお安いのもモチロンなのですが(^_^)、ローファー好きなので、このすっぽり足を包むタイプの履き心地を試してみたいなあと思ったのです。

以前ローファーの歴史について、調べたのですが、1930年代がメインでしたので、タッセルについてはふれていません。オールデンが1948年に作ったとされています。


ローファーはヴァンプが甲を浅く包むタイプと、深く包むものがあります。これはもう、しっかりと入る。なので、革が硬化しているビン靴は向いてないかもなあ(^_^)。

このペア大きいダメージはないのですが、インソックがぎりぎり読める程度。このロゴは90年代製かなと思います。

サイズはテンハーフ、Dウィズ。以前購入したStrawfutが、11Dでやや大きかったので大丈夫かなと思いました。

ソールはまずまず残っています。すぐに補修が必要なほどではない。
ただ、ちょっと足入れしてみるとかなり固い……。不味いな。


それで、やや反則気味なのですが、革を軟らかくするストロングオイルを用いてみました(^_^)。裏側にありますが、完全に野球のグローブ用です。なぜ、軟らかくなるか科学的根拠はなし…。とりあえず、やってみました。

履きごごちはというと、軟らかくなりはしたものの、かなりタイト。履き皺が入っていますし、かなりならしていかないと難しいかもです。

実はアレンのタッセルが欲しいなと思ったのは、↑の本を読んだから。エロい表紙が恥ずかしい。『男のクツ大研究』(ダンセンスペシャル、スタイル社、1983年)。まだまだアイビー流行時代なので、トラッド好みの本です。「おお、カッコイイ」と思ったのでした。

しかも記事に、アレンのタッセルは内振りラストで履き心地が良いとあったのです!
↑は立体的で、確かに、現行モデルよりインサイドにカーブしているようにも。(うーん、それほどの差はないかもです)

なので、この本が出た1980年代ころの、モデルはどうだったのだろうと、少し調べてみました。
↑は1983年、モデル名サラトガSaratoga。戦艦にそういう名前あったような、優雅というより強そうな名前ですね。ハッキリ言って好みです。

ちなみに、公開されているカタログを振り返ると、アレンでのタッセルの展開は1974年(↑)からの模様。カタログの最初のほうに出てくるので、かなり力を入れているのがわかります。
しかし、この1983年のサラトガは、堅そうな革でゴツめのグッドイヤー靴ですね。良いなあ。
実は、ちょいちょい探しているのですが、このゴツめシルエットのサラトガは見つからないんです。写真の具合によってゴツく見えるのかもしれません。時間をかけて探してみようと思います。
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