こんにちは。三連休ですが、埼玉は残念ながら天気が悪いです。
以前から、良い日本靴を集めたいと思っております。そこで、今回ゲットしたのが、エトスクラブのビスポークシューズです。なおけんたさんが、以前記事を紹介され、最近ローファーをゲットされていました(^-^*)。
このブランドは80年代に設立され、ビスポークは関信義さんが作っていたのが人気だったようです。


じつはこのペア、4月ころからヤフオクで13000円で流れてました……。漂流しながら、そして、今月末には5000円に! しかも無風! 安くゲットしたのはうれしいのですが、誰も興味ないのか……と思うと複雑な気持ちになるのでした(笑)。

ダブルモンクなので、サイドからが格好いいですね。画像ですと、ややスエード地が白く毛羽立ってるのですが、補色されている模様。ですので、今回はライニングを保湿して、スエードスプレーをかけてメンテ終了。

実は、ダブルモンクを入手するのは今回が初めて。ただ、エトスクラブはやや大きめとの情報通り、甲高の私にもジャストフィット。

甲の部分はライニングが丁寧に貼られています。

インソックには、「M.Taya custom grade goodyear」。田谷さんから引き継ぎました。

ヒールの内側には、吊り込み時に革を固定する小さい穴が開いています。

グッドイヤーとインソックにありますが、内部にはハンドソーンに見られる釘穴はありません。ただ、関さんの靴でグッドイヤーのものもあるので、関さんご自身が作られたのか、お弟子さんや他の職人さんなのかははっきりわかりません。

シリアルらしきものも。「9008*9」。1990年8月製かもしれません。
竹川圭 著 『至高の靴職人 : 関信義』などによると、渡り職人だった関さんは、以下のような流れで、メーカーの仕事を手掛けていた模様。
・三和製靴→ミツワ製靴→城南製靴→マツバ→三田製靴→関製靴(開業)→その後はオークニジャパン、三越、エトスクラブ、などなど→最後は、靴のハシモトさんがメインだった模様……。
2012年ころにエトスクラブは引退していたとの情報もネットでありました……。
「モカの名手」と呼ばれてましたので、本当はノルウェージャンが欲しかったのですがまあ、玉数も少ないですし、難しいと思います。残念。
このペア、ソールはダイナイトに張り替えられてまして、元々はカラス仕上げだったと思います。
全体の印象は、質実剛健でシャープ。ライニングもしっかりしていて柔らかい革。素足で履きたくなる。貴族的なにおいは全くしない実用靴ですね。
大切に履いていきたいと思います。
↓絶賛発売中。


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