こんにちは。来週は出張が決まっていまして、連続で記事アップです。
あんまりオタクの話ばかりすると、人格を疑われそうで心配なのですが、切手マニアです(笑)。あとで、ビン靴ネタに続きますので、しばしお待ちを……。
え、えーと、切手マニアの間では、切手そのもの意外にも、鮮やかな印刷のカバー(封筒)も人気です。
そして、今回ゲットしたのが、このカバー。Florsheim社の広告付き封筒です。

ebayで、1.13ドルで落札。送料の2ドルを加えて3.13ドル。安っ(笑)。
そこで、自慢のコレクションに加えようといそいそと封筒を開けます。
そうすると、あれっ!

「1892-1942 Fiftieth Year」とある。そこまでは、良いのですが、このロゴ正体なんですよね。

封筒の消印を見ると、「CHICAGO ILL 5.30 9 AM 1943」とあります。
そう、1943年5月に出された手紙。
宛名を訳すと、「プレンティス ブラウン 価格統制局責任者 ワシントン.D.C」とあります。

プレンティス ブラウンをググってみると、上院議員( 1889 – 1973)の方でそれなりの著名人のようです。

↑裏面には、「KAPPER'S SHOE STORE」の印字が。フローシャイムの直営店舗なのでしょうか……。詳細はわからず。
1943年の物価統制時、フローシャイム関連のお店から、価格統制局のブラウンさん宛てに何らかのやろとりがされたのでしょう……。
ここで、ビン靴マニアの皆さんにはおわかりかと思いますが、おそらくこれ、「筆記体ロゴから正体ロゴへの移行が1942年であることの証拠資料」だと思います。
europeanblendさんの記事、「Florsheim ‘The Military’ Monk Strap (early 40s)」のコメント欄でも議論されてますが、今まで予想はされていたが、物的証拠はなかった?……。
もしかしたら、この1.13ドルの封筒で、ひとつ歴史の扉が開かれたかも……(笑)。
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